葉山こどものための歯医者さん

歯が生える位置を誘導する矯正治療
小児矯正は、すでに生えた歯を並び替えるのではなく、歯の位置を正しく誘導し、顎の健全な育成を促す治療です。

例えば、
・口をポカンと開けていることが多い
・背中を丸める姿勢がクセになっている
こうした癖は、歯並びやかみ合わせが影響している可能性があります。歯並びのズレは見た目だけでなく、呼吸や姿勢にも関わる重要な要素です。

予防矯正とは？
お子様の矯正は、歯並びを整えるだけでなく、骨格の成長を適切な方向へ促すことで、永久歯が生えそろった際の矯正治療の負担を軽減し、できるだけ抜歯をせずに矯正することを目指します。

咬み合わせの重要性
咬み合わせの不調和は、見た目だけでなく、以下のような問題を引き起こすことがあります。
・呼吸への影響
・顔の形や姿勢の歪み
・気道の圧迫による口呼吸
例えば、猫背の原因の一つに「下顎のズレによる気道の圧迫」があります。正しい咬み合わせを整えることで、姿勢の改善にもつながります。見た目だけでなく咬み合わせを重視した矯正治療を行っています。

早期治療のメリット
「乳歯が抜けて永久歯が生えそろうまで待とう」と思っていませんか？しかし、それでは遅い場合があります。矯正治療は、早い段階で開始することで顎の発育をコントロールし、負担の少ない治療が可能になります。

欧米ではなぜ歯並びが良いのか？
その理由は、子どもの頃から適切な矯正治療を受けているからです。アメリカ矯正歯科学会では、理想的な初診時期を4～6歳としています。早期に矯正を開始することで、
・歯を抜かずに簡単な治療で済む
・姿勢や呼吸が改善し、集中力が向上
・成長に良い影響を与える
などのメリットがあります。実際に、歯列の改善だけでなく、子どもの行動の変化に驚く保護者の方も多くいらっしゃいます。

健康なお口は一生の財産
15歳の時点で歯並びが良く、虫歯がない子は、その後も虫歯や歯周病になりにくいと言われています。お子様に「健康なお口」という一生の財産をプレゼントしてあげませんか？

歯並びのちょっとしたズレも、早期発見・早期治療が大切です。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

車いすを使用しているお子様や、医学的な管理が必要なために通院が困難なお子様を対象に、訪問歯科診療を行っています。また、食事の飲み込み（ゴックン）や食べ方に関するお悩みに対しても、評価や訓練を実施しサポートいたします。

コロナ禍においては、オンライン診療が可能な場合もございますので詳しくはお問い合わせください。

訪問診療でサポートできること
虫歯・歯周病のリスク管理
食生活の偏りや甘いおやつの好み、お口の清掃が難しいことによって、虫歯や歯周病のリスクが高くなることがあります。適切な予防ケアをご提案します。

歯並び・咬み合わせのサポート
お口の機能や障がいが原因で歯並びや咬み合わせに影響が出ることがあります。これにより、食事のしづらさや発音の問題が生じることも。成長段階に応じたケアが重要です。

虫歯の早期発見と対応
痛みを感じにくいお子様の場合、気づかないうちに虫歯が進行していることがあります。定期的なチェックを通じて、早期発見・早期治療に努めます。

お口の機能トレーニング
食事や会話のしづらさは、心身の発達や病気・障がいが関係していることもあります。適切な評価を行い、機能向上のためのトレーニングを実施します。

成長発達などを考慮しながら、適切な時期に予防ケア・治療・訓練を行うことが大切です。お子様のお口の健康に関するお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

虫歯や歯周病を防ぎ、健やかな口腔環境を維持するための取り組みを行いましょう。乳歯は永久歯よりもやわらかく、虫歯が進行しやすいため、早期の予防が重要です。

主な予防方法
フッ素塗布
歯の再石灰化を促し、虫歯になりにくくします。定期的に歯科医院での塗布を行うことで効果を高めます。

シーラント
奥歯の溝を樹脂で埋め、虫歯の原因となる細菌の侵入を防ぎます。特に生えたばかりの永久歯に有効です。

正しい歯みがき習慣
保護者が仕上げ磨きを行い、磨き残しを防ぎます。フロスの併用も効果的です。

食生活の管理
糖分の摂取を控え、バランスの良い食事を心がけることが虫歯予防につながります。

定期検診
歯科医院でのチェックを受けることで、虫歯や歯並びの問題を早期に発見・対応できます。

小児期からの予防は、大人になっても健康な歯を維持する基盤となります。保護者の意識が、お子様の一生の口腔健康を守る鍵となるのです。